ギリシャ正教について述べておきたい。宗教改革以前、中世のキリスト教は大きく二派に分かれる。一つは、ローマ・カトリック。もう一つが東方正教と呼ばれるもので、ギリシャ正教をはじめ、ロシア正教、ルーマニア正教、セルビア正教など国ごとに教会が組織されている。東方正教は現在一億八〇〇〇万人の信者を数える。キリスト教の分裂は九世紀頃より顕著になり、一〇五四年、互いに破門状をつきつけあい、完全に分裂した。一〇世
ギリシャ正教について... の続きを読む
今首都圏の人達は、長野の天然のいい温泉で癒されたい、爽やかな信州というイメージのなかで新鮮な空気を吸って心や頭の疲れを癒したいと心から願っている。私はそれを長野の温泉経営者の方々に考えていただきたいのである。長野で温泉を経営する人々の座標軸を長野の県内だけで考えていたら、すでに生きていくことはできないだろう。自分の町だけ、自分の県だけでなく、もっと広く自分か生かされている位置を見ていかなければ、自
長野の天然のいい温泉で癒されたい... の続きを読む
飲泉する前に、温泉を飲用として提供する場合に必要な都道府県知事発行の「温泉飲用許可済証」が掲示されているかどうか、必ずそれを現地で確認してほしい。飲用に供する温泉は、飲泉口において年一回試料を採取して分析し、一般細薗・大腸菌群・過マンガン酸カリウム消費量などが基準値に適合していることを確認しなければならないことになっている。一回の飲泉量は一〇〇〜一五〇ミリリットル程度とし、一日二〜三回ゆっくりと飲
温泉を飲用として提供する... の続きを読む
私たちの乗った車は、いわば、干上がった川底をひたすら走ることになる。ナツメヤシの木がそこかしこに植えられ、畑が作られ、羊の放牧をする人々の姿が見える。まさに砂漠のオアシスであった。地下を流れる大河。縁のオアシスは、川にそって点在しているのだ。そうしたオアシスの一つで昼食をとることになった。メニューは、鳥と羊。その鳥と羊が目の前でまだのんきな顔をして草をはんでいるのだ。こういう時は素直に自然の恵みに
残した食事は貧しい人にふるまわれる... の続きを読む
「モナリザ」も、ピカソの「ゲルニカ」も、世界遺産になってもよさそうだが、世界遺産は、動産ではなく、不動産に限られているので、キャンバスに描かれた絵は世界遺産にはなりえない。「最後の晩餐」は、教会の食堂の壁に描かれているので、世界遺産に登録されたのだ。いや、正確にいえば、「最後の晩餐」が世界遺産なのではなく、「最後の晩餐が描かれた……教会」が、世界遺産なのだが。「最後の晩餐」は、漆喰にテンペラで描い
世界遺産は、動産ではなく不動産オンリー... の続きを読む
サービスを受けるだけでなく、サービスを楽しむ余裕ができたのも、執事(バトラー)のすばらしさなのだろう。寄港地では海で遊ぶメキシカンリビエラクルーズはメキシコの西海岸側を南下して、アカプルコでUターンし、ロサンゼルスに戻ってきた。プエルトバジヤルタではヨットに乗って、ホエールーウォッチングをし、1日ずっとヨットに乗っていたときは、実に爽快だった。アカプルコのジェットボードも面白かった。夜のミュージカ
執事(バトラー)を連れて帰りたい... の続きを読む
12月2日月曜日、台湾の基隆に入港。バスで台北へ行き、個室の豪華床屋さんのような店で、マッサージ、爪切り、耳掃除と3人から同時にサービスを受けると、なんだか落ち着かない。16000円はちょっと高い。バイクの多いことには驚かされる。基隆に戻り、夕方、屋台が出ている街中を歩いてみる。カニのあげもの、たこやきふうでたこの入ってないものなど、おいしそうだったが、床はいまひとつ。しかし、屋台には活気があふれ
見たこともない日本を味わう... の続きを読む
人々が抱く船旅への憧れは、海でつながっている遠く見たこともない国へ行ける、というところにあるのではないだろうか。船で外国に行ってみたい。その夢は、実は簡単にかなえることができる。四方を海に囲まれた日本は、海を介して近隣諸国とつながっている。そして両手の指では収まらないだけの外国行きフェリー航路が存在するのだ。船旅に限らず、海外の旅には必ずつきまとう不安がある。言葉、食べ物、通貨の違い。そして時差。
船旅のだいご味は外国航路にあり... の続きを読む
敷地の中には、かつて修道女が住んだ個人の住宅が規則的に並び、生活感漂う空間となっている。ベギン会修道院は、ブルージュのほか、中世に毛織物産業の集散地として栄えたゲント、トングレンなど、ベルギーの北西部にある一三の建物群が世界遺産に登録されている。このように教会などの宗教施設は、信仰する人々が集まるときに訪れることができれば、信仰のよりどころとして歴史を刻んできた重みを感じることができるであろう。ベ
生活感を感じることで世界遺産の意味を知る... の続きを読む
イベントが行われていない船に乗った場合、そのときは自分でイベントをつくればいい。たとえば・岬や海岸線、島などをデッキから眺める・写真を撮る・瀬戸内海航路で橋をくぐる瞬間を見る(明石海峡大橋・瀬戸大橋・来島海峡大橋)・洋上で双眼鏡片手にイルカ探しやバードウォッチング・水平線に沈む夕陽を眺めながらビールを飲む・船内で出会った人とコミュニケーションなど、一泊二日の航海ではこなしきれないだけの自主イベント
イベントが行われてない場合は、自分でつくる... の続きを読む
「300か……」パソコンの画面を見ながら腕を組んでしまった。シンガポールへは、おそらく定刻に着くだろう。すると翌日の夜にチェンナイ行きの便がある。そしてその翌日、アラブ首長国連邦のシャルジャに向かうエアーアラビア便につなぐことができた。バンガロールへは翌々日の便しかなかった。とするとシンガポールに2泊しなくてはならなくなる。あの街に2日いてもなあ、と運賃を見て手が止まった。LCCの運賃は、最初にベ
チェンナイとバンガロールでは大幅に違... の続きを読む
ピナトゥボ山が噴火したのは1991年のことだった。周辺の村や町を火山灰が覆い、避難住民は6万人にも及んだ。噴火の規模から考えると、その数は奇跡的に少ないともいわれるが、犠牲者は300人にのぼった。多くが屋根に積もった火山灰で倒壊した家の下敷きになった人たちだった。火山周辺では、火砕流も頻繁に起きたという。ピナトゥボ山から40キロほどしか離れていなかったアメリカ軍のクラーク空軍基地も放棄せざるをえな
基地に転機を与えたピナトゥボ山の噴火... の続きを読む
エアアジアは10分早く、シンガポールのチャンギ国際空港のターミナル1に到着したのだ。乗り換え時間は35分になった。女神は少し微笑んでくれたのかもしれない。僕は到着ロビーを走り抜け、トランスファーデスクに駆け込んだ。手にしたタイガー・エアウェイズのバンガロール行き航空券をデスクの上に出した。スタッフはその紙を一瞥すると、こういったのだった。「タイガー・エアウェイズはバジェットターミナルから出発します
バジェットターミナルから出発します... の続きを読む
スタッフはさらに自分の仕事にとって必要な場合、忘れてはならないゲストのインフォメーションをメモにして携帯している。取材中にも、キッチンやランドリーなどホテル内部を担当者とまわっていると、ときおり、「ああ、ミス寺田ですね、撮影は順調ですか?」と声をかけられることが多かった。聞けば、今朝のミーティングで日本からのジャーナリストが内部視察をすることが伝達されていたとのこと。名前は忘れないようにメモをして
リピーターへの「おかえりなさいませ」... の続きを読む
一時間は、あっという間に過ぎ、早々に調査を終了して宿に戻った。ホテルの大浴場。風呂と畳は新しい方がいい。そう言われているかどうかは知らないが、新しい風呂ほど気持ちのいいものはない。ましてや、他には誰も居ない一番風呂。新しいホテルの、この湯に浸かるだけでも来た甲斐があったというものだ。明るく広い大浴場、洗い場はひとりずつのブースに仕切られ、湯船との間には袖壁も作られていて、清潔に保つ工夫がなされてい
ホテルの大浴場にひとつだけ物申す... の続きを読む
旅館で悩ましきは、心付けの問題だ。渡した方がいいのか、渡さなくてもいいのか、渡すなら、どのタイミングで、幾らくらい渡せばいいのか、旅行通の開でも、かなり意見が分かれるところ。結論から言えば、ひとり客なら、概ね不要と考えていいのではないだろうか。何か特別なことでも頼まない限り、心付けを渡さずとも全く問題はない。ではあるが、高級旅館の場合、渡さないと何となく落ち着かないと思われるなら、宿泊費の一割程度
心付けは宿泊費の一割程度を目安に... の続きを読む
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアと呼ばれるミラノの場所が海外旅行客の人気を集めています。1877年に建設されたアーケードでアーケードの交差地点をドームで覆うガラス張りのアーケードはこの当時流行したデザインであり、近代におけるショッピングセンターの原型にもなりました。現在ではかなり高級な店舗が軒を連ねています。ちなみにこのガッレリアには牛が描かれたタイルがあります。この上でかかとを合わせて
海外旅行客に伝わる伝説... の続きを読む
海外旅行へ行くにしても、お金は必需品ですね、日本では、共通しているので考えることがありませんが、海外となると、それぞれの国で使うお金が必要になるので、どのように用意すればわからないことばかりです。ある話では、日本である程度のお金を換金して行かれるようです。でも、どれくらいの金額を持っていくのか一番良いのかわかりません。そんなとき、トラベラーズチェックが良いとされています。トラベラーズチェック(TC
海外旅行ではTCカードが頼りになる... の続きを読む
オーストラリアへ海外旅行に行ったときに、レンタカーを利用しました。日本だとレンタカーする際に必ず、保険に入りますよね。そこでは、任意でした。しかも、保険代金がそのレンタカー会社は安くはありませんでした。ほんの3日間だけだったので、保険には入りませんでした。そして、観光地の駐車場に車を止め、観光し終わった後、車に戻るとメモがワイパーに挟んでありました。内容は「ナンバーxxxxがあなたの車にぶつかり、
海外旅行先でのレンタカー... の続きを読む
「車掌。フラッグストップって、よくあるの?」フラッグストップとは、緊急時に文字どおり旗を振って列車を停車させることである。車掌はニヤリとしてから、こう答えた。「うん、たまにはあるよ。このあいだはね、バイクで大陸横断旅行中の若い日本人だった。でもね、彼、バイクが壊れて死にそうとか言ってたけど、ただのガス欠だったのさ」おっと、昨夜のオレンジ村ジャパニーズーファクトリーといい、このジャパニーズヤングライ
日本人の評判が芳しくない... の続きを読む
国民保養温泉地のうち、特に保健的利用に適する温泉地として選定した国民保健温泉地は七地区である(平成二年現在)。国民保養温泉地としての条件は、温泉の効能が顕著であること、付近の景観がすぐれていること、環境衛生的条件が良好であること、気候的に保養地に適していること、温泉顧問医が設置されていること、災害に対して安全であることなどがあげられている。この制度の創設にあたっては、当時の温泉医学者の意見を参考と
温泉地の果たす社会的役割... の続きを読む
温泉宿で一泊後、駅に向かう。路面電車の終点・道後温泉駅は道路からはずれたところにあり、ここだけ専用軌道になっている。普通の列車が発着するような立派な駅舎があるが、明治風の堂々たるレトロ調の味わいのある建物だ。駅前に広場があり、その一角に「坊っちゃん列車」が展示されている。観光客がその前で大勢記念写真を撮っているが、この展示線は先まで延びていて、駅の奥にある電車の留置線とつながっている。置物のような
観光の目玉「坊っちゃん列車」... の続きを読む
那珂湊からは、右手の車窓に太平洋が見え隠れするようになる。終点の阿字ヶ浦で降りたのは、私たちを除けば三人であった。二両編成にしては不釣り合いに長く伸びたホームが、夏のシーズンだけ上野から直通の臨時急行「あじがうら」が走っていた昭和のころの栄華を物語っていた。駅前から続く坂道を下りてゆくと、海水浴場に出た。周辺にはいくつも旅館がある。いまは釣り人が利用するのだろう。ドライブインのような店が一軒あり、
人がまばらな阿字ヶ浦... の続きを読む
体力には、防衛体力(内臓、内分泌系、自律神経系などの機能が関与する病気や精神的不快感、不安に耐える防衛能力)と、行動体力(筋、神経、骨格、呼吸循環系の機能が関与する身体を動かし、コントロールする活動能力)がある。この体力を高めるために、温泉を利用することは、実に道理にかなった方法といえよう。「ストレス」という言葉はよく使われる。ストレスは多くの人が思い込んでいるように、いらいらさせたり、生活を不安
温泉で体力を高めることとストレスについて... の続きを読む
いろいろなところを駆け足で回ると、あとから何を見たのかなあと思ってしまいます。こういう体験を何度か繰り返したので、それからはポイントを絞った国内旅行を心がけるようにしました。今回はその土地のおいしい料理を食べるとか、温泉地にゆったりと滞在するとか、体験型農村滞在とかポイントを絞って計画を立てました。日程はゆっくりとしたものにします。そうすると帰ってから、いろいろと思い出すことができるのです。ただ、
ポイントを絞っての国内旅行... の続きを読む
ちょっとでも安く旅行に行きたい!、というのは誰しも思うことです。安いプランを探すのはもちろんのことですが、他にお得に旅行をする方法はないでしょうか?定期的に旅行に行くのであれば、旅行会社の積み立てをするようにしましょう。百貨店の商品券と同じく、積み立てた金額の1%以上プラスになって満期時に受け取ることが出来るものがほとんどです。旅行会社の積み立てによって、国内旅行プランに使わないといけないもの、J
お得に国内旅行に行くために... の続きを読む
翌日は、凄いぞ。午前中「五ヶ所湾の船着き場に転がって緑色の海面を見ていたら、幻覚に襲われ、自分が自分でなくなった」とノートに書いてある。おい、花村、だいじょうぶか!こんなところでフラッシュバックかましてる場合か。そのあとは○○君という地元の大学生と知り合い、昼飯に親子うどんとライスをおごって貰ったのだ。とにかく紀伊半島の海沿い、一車線しかない三桁国道のヘアピンカーブばかりをこなして、この日は二九九
日ノ御埼の野宿で蚊に刺された... の続きを読む
ホテルでは「何でもあり」だと、聞く。都会暮らしにたとえられる話で、隣の人が死んでいてもわからないアパート暮らし。ああ、東京なんて住むところじゃないわよね、と地方の人に言われることがある。地方に住む若者は、田舎は近所の目(干渉)が窮屈だと都会に憧れる。余計なお世話だ。ホテルでは、隣に誰が泊まっているかわからない。友人が若い頃、東京の高級ホテルに勤めていた。「いろんな人、泊まるのよ.ロビーで漬物広げて
ホテルでは「何でもあり」... の続きを読む
海外の空港で、ノートパソコンに入れたPDFファイルを開いてチェックインカウンターの係員に見せている乗客を見たこともある。パソコンを持ち歩いている人は予約完了時の確認メールに添付されているPDFファイルのデータを保存しておくと、いざというときに役立つだろう。iPhoneなどのスマートフォンをもっている人なら、PDFファイルを入れておけば、開いて見せるのも簡単だ。海外で予約を取った場合、プリントアウト
PCやスマホを使っての確認方法... の続きを読む
2010年の11月、ポルトガルのリスボンからロンドンまでTAPポルトガル航空に乗った。この航空会社は、ポルトガルを代表するフラッグキャリアである。TAPポルトガル航空に特別な思いがあったわけではない。航空券の険索サイトを見、リスボンとロンドンを結ぶ直行使のなかから、もっとも安い便を選んだだけのことだ。予約と購入はインターネット。支払いはクレジットカードですませた。機内に乗り込み、その座席間隔の狭さ
世界は既存航空会社の格安エアライン化が進んでいる... の続きを読む
香川県の高松を起点に、四円内部は愛媛県の宇和島に至る予讃線の特急列車は、もともと高松・岡山〜松山〜宇和島間の通し運転を原則としていたのだが、平成五(一九九三)年〜月の伊予市以東の電化完了により、松山を境に運転系統を二分、岡山・高松〜松山間の電車特急「しおかぜ・いしづち」(二本の列車を併結して一本の列車としている)と松山〜宇和島間のディーゼル特急「宇和海」を松山駅で乗り継ぐ輸送体系が構築された(一部
物理的な抵抗軽政策が何よりも肝腎... の続きを読む